ミシン刺繍 ほっこりにっこり

ミシン刺繍のハンドメイドの記録です

フリーモーション刺繍を始めるための手順

フリーモーションとは

フリーモーションとは送り歯を下げて自由に布を動かして縫うミシンの技法です。送り歯を下げる機能(ドロップフィード機能)があるミシンで行うことができます。

 

この技法で自由な模様を描いてキルトラインを縫うのがフリーモーションキルティング。自由自在にお絵描きするように刺繍するのがフリーモーション刺繍です。刺繍ミシンでなくてもフリーモーションの技法で絵や文字を刺繍することができるのです。

 

フリーモーション刺繍についてまとめた記事が姉妹サイトにもありますので合わせてご覧下さいませ。

 

姉妹サイト

Machine embroidery memo(フリーモーション刺繍 記事一覧)

フリーモーション刺繍にはついての詳しい解説記事があります。

(追記 23.07.12)

 

フリーモーションキルティン

フリーモーションキルティングでは布がバタつかないようにフリーモーション用の押さえを使用します。この方法で刺繍をされている方もいます。


[YouTube参考動画]


www.youtube.com

引用元: Craftsy

 

フリーモーション刺繍

フリーモーション刺繍は一般的には刺繍枠を使用して縫います。刺繍枠が布のバタつきを抑えるためミシン押さえを取り外して縫うこともできます。

 

[YouTube参考動画]


www.youtube.com

引用元: Marilyn Lee

 

押さえがない方が縫い目が良く見えるので刺繍をしやすいですが慣れないうちは危険です。また、自動糸調子や自動押さえ圧調節の機能があるコンピューターミシンは押さえを外して使用することを想定していません。押さえを使用するかしないかは自己責任で自分に合った方法で行いましょう。

 

 

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延長テーブル

フリーモーション刺繍をする場合は刺繍枠が落ちないようにある程度のスペースが必要です。小さな刺繍枠の場合は補助テーブルをずらすことで出来る場合もありますが延長テーブルがあると刺繍枠が安定します。

 

糸、糸調子について

上糸と下糸は同じ太さか下糸が細い方が良いそうです。下糸を見えないようにするために糸調子は上糸を少し弱めて行います。

 

フリーモーション刺繍を始めるまでの手順

  1. 刺繍枠に布をセットします。
    外側の枠の上に布を表側を上にして重ねます。
    その上に内側の枠を重ね押し込みます。手刺繍とは逆になります。
  2. 刺繍枠のネジを回して太鼓の皮ように布をはります。
    たるまないようにピンと張ってください。重要!!
  3. フリーモーション用の押さえに代えます。
    押さえを外して縫うこともできます。
  4. ドロップフィート機能をオンにして送り歯を下げて上に出てこないようにします。ドロップフィート機能がない場合、送り歯をプレートで覆う方法もあります。
  5. 刺繍枠を針の下にセットします。
  6. 縫い目の長さは0に設定して刺繍枠を前後左右に自由に動かして縫っていきます。

 

フリーモーション刺繍の解説動画

[YouTube参考動画]


Free Machine Embroidery Tips For Beginners!
引用元: Frank Nutt Sewing Machines

 

刺繍枠に布をセットする時の注意点

太鼓の皮のようにしっかりと布を張ります。
たるんでいると布のパタ付きが抑えられず目飛び、糸の絡まりの原因になります。
枠に布地の縦、横の糸目を揃えて張るようにします。伸びやすいので斜め方向には引っ張らないようにします。

 

伸びやすい生地の場合は接着芯をなどで対策しましょう。伸びの少ない綿素材の平織の生地が縫いやすく練習しやすいです。

 

フリーモーション刺繍のための工夫

刺繍枠の工夫

刺繍枠に挟んだ布を保護したり、布がたるまないようにするためにクッション用の布を一緒に挟んだり、刺繍枠の内側の輪に布を巻き付けたりします。

 

[例1]

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クッション用の布は刺繍枠より小さい円を切り抜いて切り端をジグザグ等で処理します。刺しゅうする布の上に置いて一緒に挟みます。

 

[例2]

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伸びるバイヤステープやガーゼの包帯等を刺繍枠の内側の輪に巻きます。

 

布のバタつきを防止するために

直線縫いのフリーモーションの場合、直線針板を使用するかマスキングテープで針板の穴を小さくしておくと布のバタつきが少なくなり縫いやすいです。

 

スムーズに刺繍をするための工夫

フリーモーション刺繍をする場合は刺繍枠が落ちないように延長テーブルがあると便利です。

 

ミシンによっては針板と延長テーブルのつなぎに段差があり刺繍枠が引っかかることがあります。針板、延長テーブルをつるつるした紙等で覆うと段差がなく滑りが良くなり刺繍枠が動かしやすくなります。ボビンの交換が面倒になるのが欠点です。

 

フリーモーションキルティングでは以下のようなマットを針板と延長テーブルに敷くことがあります。段差をなくし布のすべりを良くしてフリーモーションキルティングをしやすくしています。刺繍もキルトも段差がなくスムーズに動かせるとフリーモーションを快適に行えます。

 

 

フリーモーション関連記事

ロシアのオンライン刺繍学校で学んだフリーモーション刺繍の講座内容をまとめたものです。フリーモーション刺繍で出来る様々な技法を紹介しています。
刺繍学校 カテゴリーの記事一覧 - ミシン刺繍 ほっこりにっこり

 

フリーモーション刺繍を始められる方はこちらの記事をどうぞ。

フリーモーション刺繍に必要な資材(刺繍学校) - ミシン刺繍 ほっこりにっこり

 

フリーモーション刺繍についてはアメーバーブログにたくさんの経験者がいらっしゃいます。いろいろと役立つ情報があります。おすすめです。

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