ミシン刺繍 ほっこりにっこり

ミシン刺繍のハンドメイドの記録です

フリーモーション刺繍に必要な資材(刺繍学校)

はじめに

ロシアの刺繍学校オンラインコースの受講の際に使用した手芸道具、資材等を紹介します。コース用のものなので同じものを使用する必要はありませんが初めてフリーモーション刺繍をされる方の参考になればと思います。

 

姉妹サイトにはフリーモーション刺繍に関する一般的な記事がありますのでそちらもよろしかったら参考にしてくださいませ。

 

姉妹サイト

(追記 23.07.12)

姉妹サイト Machine embroidery memo

フリーモーション刺繍にはついての詳しい記事があります。

 

ミシン糸 (上糸)

繊維

家庭用ミシンのフリーモーション刺繍にはミシン糸に制約はありません。しかし、ミシン刺繍用の糸の方が仕上がりが綺麗ですし目飛び、糸切れなどのトラブルが起きにくいのでおすすめです。

 

刺繍学校のオンラインコースでは天然繊維の糸が推奨でした。このコースは足踏みミシン刺繍を中心に習います。天然素材の布を天然素材の綿や絹の糸で縫っていた足踏みミシン時代の刺繍なのでこの制約があるのではと思います。

 

私はサカエトレーディングのミシン刺繍用のレーヨンの糸を主に使用しました。レーヨンは木材パルプ、綿セルロースから作られた天然ベースの素材です。

 

サカエトレーディングはもともとお安いですが福袋でさらにお得に刺繍糸が手に入ります。糸切れしにくく縫いやすいので初心者におすすめです。

ミシン刺繍糸のサカエオンラインショップ

 

光沢のないナチュラルな刺繍をする場合、DMC社の刺繍糸25番をボビンに巻いて使用することもありました。オゼキ株式会社のS-55も使用しました。キュプラ100%、天然素材コットンリンターを原料とする再生繊維です。

 

太さ

生地の厚さに合った糸を選択します。
縫製は薄手用、普通地用 60~90番手 厚地用 30~60番手 極厚地用 30番手。
刺繍は表現により様々ですが40~60番手が使用しやすいです。

 

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オンラインコース修了後は以下の糸を使用しています。

スパン糸 光沢が少なく少し毛羽立ちがある柔らかな風合い
オゼキ株式会社 S-55 ベンベルグ(キュプラ) 100% 40番(120タイプ)
フジックス カントリー パレット ポリエステル100% 60番
フジックス シャッペスパン ポリエステル100% 60番

 

フィラメント糸 光沢がありするするとした感触の糸
サカエトレーディング株式会社 ミシン刺繍糸 レーヨン100% 120d/2
ブラザー ウルトラポス ミシン刺しゅう糸 ポリエステル100% 120d/2

 

スパン糸は光沢がないのでナチュラルに仕上がりますが毛羽立ち縮れやすいです。フィラメント糸の方が扱いやすいです。刺繍の仕上がりをどのようにしたいかで使い分けます。

 

ミシン糸 (下糸)

特に指定はありませんでしたが上糸と下糸は同じ太さか下糸が細い方が良いそうです。
コンピュータ制御のミシン刺繍用の下糸も細くて使いやすいです。

 

ミシン針

針の種類

手に入りやすい刺しゅう用ミシン針 オルガン針(HA×1EB) がおすすめです。

 

 

 

糸が毛羽立ったり切れりする場合はトップステッチ針をすすめられました。

糸を通す穴が大きくて糸の毛羽立ちが緩和されます。

organ.ne.jp

針の太さ

生地、ミシン糸に合わせて針を選択します。
ロシアの学校のテキストでは
薄い生地-80番、ほとんどの生地は90番、粗いリネン、高密度のウール-100番。

日本では
針: 薄手用 9号 普通地用 11号  厚地用 14号 極厚地用 16号

海外と日本では針の番手の呼び方が違うんですね。

organ.ne.jp

 

生地

それぞれの技法に適した生地があります。
基本のランニングステッチの練習には伸びない平織りの生地、綿、麻のキャンバス生地が縫いやすいと思います。
足踏みミシン時代の刺繍は綿、麻の自然素材を使用することが多いです。モダンな刺繍の場合は特に制限はありません。特殊な布は安定紙、接着芯等を使用して綺麗に仕上がるように整えます。

 

刺繍枠

直径 14 cm~18 cm
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個人的には直径21cmの刺繍枠も使用しています。