ミシン刺繍 ほっこりにっこり

ミシン刺繍のハンドメイドの記録です

中国ドラマと刺繍

瓔珞がBS11で放送開始

こんにちは、ほこにこです。

 

何度かブログに登場していますドラマ「瓔珞」
11月22日から無料放送BS11で放送開始されるそうです。おすすめのドラマです。

www.bs11.jp

 

私は豪華な衣装、刺繍目当てで現在放送中のチャンネル銀河で見ています。女官から妃へと上り詰める波乱万丈のストーリーが面白い。ハマってしまいました。

 

主人公の瓔珞は曲がったことが嫌いで窮屈な宮廷にあっても自分の意見をはっきり言います。媚びへつらったりしません。自分から先に攻撃を仕掛けることはしませんが仕掛けられたら持ち前の才覚できっちり落とし前をつけるので見ててスッキリします。「女性版・半沢直樹」と紹介されていました。なるほどです。

 

如懿伝も見てます

宮廷ドラマ「如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃~」も見ています。「瓔珞」と同じ時代、乾隆帝治世のドラマです。総製作費96億円で豪華さも「瓔珞」に引けをとりません。衣装も刺繍も美しいです。

 

www.ch-ginga.jp


主人公の如懿は乾隆帝の妃で優しく賢明な女性です。後宮の后妃が悪辣な罠を仕掛けてきますがじっと堪えています。何度も命を狙われてこのままではいけないと立ち向かおうとするのですが彼女の清く正しい生き方が報われる日がくるのでしょうか。

 

暗い話が続くので人によって評価はまちまちのようです。心優しい人が酷い目に合うのは見ていて辛いです。後宮のドロドロしたドラマは苦手ですがここまで来たら最後(第87話)まで見届けます。

 

瓔珞、如懿伝どちらも乾隆帝の時代のドラマです。実在する人物がモデルのキャラクターが何人も登場します。「瓔珞」でいい人が「如懿伝」で腹黒かったり異なる人物像で描かれていることもあります。見比べるのも面白いですね。

 

上流階級の女性と刺繍

中国の宮廷ドラマでは妃や女官が刺繍をしている場面がよく出てきます。瓔珞や海蘭(如懿伝)は繍坊(刺繍の工房)の女官から乾隆帝の妃になります。刺繍に関連した話も出てきます。ドラマの刺繍ネタは刺繍好きとして嬉しくなります。

 

ヨーロッパでは刺繍は貴族の女性のたしなみだったそうです。女性の技能を図るバロメーターの一つですね。オスマン帝国のドラマでも高貴な女性が刺繍をしていました。

 

日本の公家や武家の女性も刺繍を楽しんでいたのでしょうか?ちょっと調べてみました。すると、絽刺しという刺繍について次のような説明がありました。

 

刺しゅうの一種で、別名公家(くげ)絽刺しともいわれている。三本絽といわれる絹の絽布に、やや太めの絹の撚(よ)り糸を使って図案を刺し埋めていくものである。古く平安の時代には公家や武家の子女の道楽とされていたといわれる。明治以降、大正、昭和と年々隆盛になり上流婦人の間で趣味の手芸として珍重された。その後、伝統手芸として一般の子女の間でも手がけられ、諸外国でも好評、賞賛を博している

出典:絽刺しとは - コトバンク

 

日本でも刺繍は上流階級の楽しみだったようです。公家や武家の子女が優雅に刺繍している姿を想像するのも楽しいですね。