はじめに
はじめまして。ほこにこと申します。
このブログではミシン刺繍についてあれこれ書いていきたいと思います。
趣味のミシン刺繍を対象にしています。
ミシン刺繍と一口に言ってもいくつかの種類があります。
大まかに以下のように分類してみました。
1. 刺繍ミシンによる刺繍
コンピュータ制御による全自動の刺繍機能のある刺繍ミシンを使用して行うものです。ディズニーなどのキャラクターが内臓されているものやオリジナルの図案を刺繍できるものがあります。オリジナルの図案を刺繍するためには刺繍データを作成するソフトウェアが必要となります。日本ではミシン刺繍といえばこれを指す場合が多いです。
業務用ではいくつもの針を備えた刺繍ミシンもあります。
[YouTube参考動画]
【ブラザー公式】Horizon Memory Craft 15000 From Janome Is The Ultimate Quilting Machine
引用元: BrotherSalesJapan ブラザー販売
2. フリーモーション刺繍
フリーモーション刺繍とはフリーハンドのミシン刺繍です。
送り歯を下げフリーモーションの用の押さえに代えて
布を手で上下左右、自由に動かしてペンで絵を描いてるように刺繍していきます。
布を刺繍枠に挟み込み押さえを外して行う場合もあります。
フリーモーション刺繍もいくつかに分類できます。
これについては次の記事に記述したいと思います。
[フリーモーション刺繍の例]
ウォーヴィチ刺繍 (ポーランド語: haft Łowicki)
ポーランドのウォーヴィチ地域には民族衣装に使われるバラの花々をモチーフにしたミシン刺繍があります。衣装を華やかに飾っています。
足踏みミシンを使い、足でミシンを動かしながら手で刺繍枠をものすごい速さと正確さで操って刺繍を縫い上げています。神業です。
[YouTube参考動画]
Haft łowicki - folklor portal wiano.eu
引用元: Dorota Skrobisz
フリーモーション刺繍についてはこちらの記事をどうぞ。
フリーモーション刺繍 カテゴリーの記事一覧 - ミシン刺繍 ほっこりにっこり
3. 横振りミシン刺繍
横振りミシン刺繍は横振りミシンという専用のミシンを使用して行う刺繍です。左足の足踏みペタルで針を進めながら、右膝のレバーで針の左右の振り幅を決め、手で刺繍枠を動かして縫っていくとても難しいミシンです。手、左足、右膝、同時に動かすので習得に時間がかかると言われています。大正時代からのこの刺繍技法は現在も職人たちに受け継がれています。最近は趣味で始める方も出てきました。
※横振りミシンもフリーモーションと言えますが専用のミシンを使用するので別に分類しています。
[YouTube参考動画]
桐生横振刺繍【桐生の伝統産業>桐生の刺繍】
引用元: kiryuchannel
横振りミシン刺繍についてはこちらの記事をどうぞ。
横振り刺繍 カテゴリーの記事一覧 - ミシン刺繍 ほっこりにっこり
追記(21.01.16): 先日読んだ「Machine Embroidery: Techniques and projects」という本では送り歯を下げるフリーモーション刺繍に対して送り歯を下げずに通常の縫製をする状態で縫うステッチもミシン刺繍として分類していました。内臓ステッチもこれに入ります。