初めてのサテンステッチ
以前紹介しました「瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~」
味方だと思った人が敵となり、その逆もありと目が離せないストーリーで録画をためて一気見しています。紫禁城、恐ろしや。その中で主人公の敵である高貴妃の衣装が目をひきました。
この菊の刺繍を見てInk/Stitchのサテンステッチ機能を試してみようと思いました。
Ink/Stitchは無料のベクター画像作成ソフト「Inkscape」のエクステンションです。
刺繍データを作成します。
ベクターデータ作り
まず変換用のベクターデータ(SVG)を作ります。今回は「iPad + ApplePencil」を使用して「amadine」というアプリで作成しました。無料版はギャラリーへの保存はできませんがSVGファイルをExportできます。Vectonatorより操作感が良くて気に入りました。
下の記事でamadineを知りました。使いやすいですよ。
iPad/iPhoneで気軽にベクターイラストが描ける 『Amadine』(無料版)を使ってみた。〈イラスト・UI作成などにいいかも〉 - イメージ☆マテリアル
サテンステッチとして縫うには前回のランニングステッチやベタ塗りのフィルステッチとは異なる設定方法でパスを作ります。
Ink/Stitchのサテン縫いについてのマニュアル、解説動画。
04 Stitch Types: Satin Columns - Ink/Stitch Beginner Tutorial Series - YouTube
InkStitchでサテンデータを作る方法 - YouTube (ミシン刺しゅう倶楽部/udukit)
Inkscapeで刺繍データ作成
iPadで作成したSVGデータをWindowsの「Inkscape + Ink/Stitch」で刺繍データに変換します。
刺繍してみました
衣装の刺繍とは全くレベルが違いますがサテンステッチができました。気を良くして東欧風の刺繍をサテンステッチで縫ってみました。
コンピューター刺繍だから当たり前ですがサテンステッチが綺麗に縫えている!
無料でここまでできれば十分です。一度作成したら使い回しができるのがデジタルデータの良いところですね。フリーモーション、横振り機能 (バリアブルZZ)、コンピューター制御の刺繍と得手不得手がありますので上手く使い分けが出来ればと思います。
刺繍ソフトが高いとお悩みの方は無料のInk/Stitchを試しに使ってみてはいかがでしょうか。
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