練習再開しました
やっと暑さが落ち着いてきました。さぼりがちだったバリアブルZZの練習を再開しました。バリアブルZZ(バリアブルジグザグ)はジャノメミシンの上位機種に搭載されている横振り刺繍機能です。ニーリフターを使ってジグザグの幅を自由に変えるフリーモーション刺繍ができます。
苦手のスパン糸で練習
レーヨンのするするしたフィラメント糸はスムーズにトラブルなく縫えました。それに比べてスパン糸は扱いにくい。今、ハンガリー刺繍、マチョーやカロチャのようなモチーフを苦手なスパン糸で縫う練習をしています。
スパン糸で縫うための対策
スパン糸は毛羽立ちがあるのでバリアブルZZで縫う時に布が摩擦でバタつきやすい。すると糸が擦れて縮れたり絡まったり目飛びしたりします。まず刺繍枠にきつくパンパンに布を張ることが重要です。ゆるみがあると布が上下してバタつきやすくなります。
次に下のYouTube動画を参考にしてみました。針が落ちる位置を挟むように人差し指と中指を置いて布が持ち上がらないにようすることを意識して縫うようにしました。バタつき防止です。するとかなりトラブルから解放されました。今頃気付くなんて遅過ぎ。これでスパン糸の苦手意識も大分なくなりました。フィラメント糸だと気をつけなくても綺麗に縫えてしまうんですけどね。
[YouTube参考動画]
モチーフの練習中
上達せずむしろ後退しているようなバリアブルZZの刺繍画像です。
モチーフの形がいびつで思い通りに縫えていません。
このレベルから綺麗に整ったモチーフを縫えるように頑張りたいです。
使用しているミシン糸など
使用しているスパン糸
カントリーパレット JUKI フジックス ポリエステル100% 60番
S-55 オゼキ株式会社 ベンベルグ100% 40番
使用している針
オルガン家庭用ミシン用ミシン針 HA*1EB(刺繍専用針) 14番
使用している布はデニムのしっかりした布です。収縮性がないので思いっきりぴたっと刺繍枠にはめることができるので厚手でも縫いやすい布です。
30番の糸で縫う
左下のモチーフ赤色だけフジックス社製シャッペスパン30番(ポリエステル100%)の糸をオルガンの家庭用ミシン針トップステッチ14番で縫っています。普段のスピードで縫うと糸が縮れてしまうのでゆっくりしたスピードで縫いました。
写真ではわかりませんが30番だとこんもりした厚みのある刺繍になります。シャッペスパンは刺繍糸ではないので撚りが強く堅い感じに仕上がるのが欠点ですが糸が太いと存在感があります。
セシオ9900は30番までの糸しか縫えませんがOEKAKI-R/ジャガーミシンだと20番の糸も使用できるので迫力ある刺繍が縫えそうですね。
若さとはすごい
ミシンに向かうモチベーションが上がらず横振り刺繍の検索をしていると
愛知県立芸術大学に在学していたぬいとり@横振り刺繍さんのTwitterを知りました。
ぬいとり@横振り刺繍さん (@nuitori34) / Twitter
2017年10月半ばから作品作りに取りかかり2018年1月下旬に横振りミシン刺繍の作品を完成されてます。夏の練習期間2週間、刺繍期間は約35日だということです。おばあ様が横振り刺繍歴60年以上の職人さんで師匠としてサポートされておられたようです。鈴木其一作『四季花鳥図屏風』を元に図案をデザインされていますが芸術大学の方だけあって色使いが素晴らしいです。100色以上の糸を使用されているそうです。短期間でこれだけの大作を作られた集中力、体力、気力がすごいです。
集中力、体力、気力が今の私の課題です。
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