図案の転写
こちらの地域も徐々にコロナが増えております。ステイホームの連休でした。その間にフリーモーション刺繍、バリアブルZZに取りかかろうと思ったのですが…
フリーモーション刺繍は下絵を描いて刺繍します。一方、コンピュータ制御のミシン刺繍は下絵を描かなくていい。これは本当に楽です。人間、楽な道を覚えるとそれまでやっていたことが急にめんどくさくなってしまう。
今まではiPadの図案画面を布に透かして写す方法を主に使っていました。比較的楽な方法で簡単な図案ならさっと描けますが少し細かい図案になるともう億劫。もっと簡単で良い方法がないものか…
実は図案の輪郭をアプリで抽出してコンピュータ制御のミシン刺繍で縫って下絵代わりにするという裏技を考えてみたのですが撃沈しました。前回のミュシャの画像がスムーズに変換できたので楽勝かと思ったのですがあれはラインがはっきりしているので奇跡的に上手くいったようです。色が複雑に入り組んだ画像は綺麗に輪郭抽出するのは難しくコツがいるようです。
フリーモーション刺繍
仕方ない。正攻法でフリーモーション刺繍にとりかかりました。アイリスの刺繍です。アイリスは日本語でアヤメでいいのかな?参考にしたアイリスはこちらです。
最近は古いボタニカルアートに興味があり、いろいろな作家さんの絵を見ています。今回刺繍した絵の作者はMary Vaux Walcot (1860年7月31日 – 1940年8月22日) アメリカの水彩画家です。メアリーさんの絵は配色が複雑ではないので刺繍しやすいと思いました。癖がないのが刺繍にいいです。
今回もミシン糸の配色に悩みました。使いたい色の糸を持っていないともう悩みまくりです。またアヤメの形状は複雑で構造を理解するのに手こずりました。刺繍を完成させるまでの半分以上は下絵と糸選び、ステッチのやり方の決定に費やしていいます。それらをすべて準備してくれる刺繍キットが売れる理由がわかる気がします。
下絵をきっちり描いても途中で訳がわからなくなってしまいました。今回は直線のフリーモーション + バリアブルZZ の刺繍です。
刺繍をするようになり植物の写真や絵をよく見るようになりました。ブログやインスタグラムなどで素敵な花の写真や絵を楽しませて頂いています。いろいろな花をネットで気軽に楽しめてありがたいことです。